欧米には日本のような寝たきり高齢者はいないということが指摘されており、イギリスでの引きこもりの原因は第1に関節炎、次いで心疾患であった。日本の高齢者が寝たきりになる原因疾患の第1位は脳卒中などの脳血管疾患であり、これらによるものが寝たきりの高齢者の1/2〜1/3を占めているのが日本の特徴である。片麻痺や四肢麻痺などの障害が寝たきりにつながる背景には、医学的要因と環境的要因がある。後者については、段差の多い住宅構造や畳に座るという住生活の特徴が関与している。家への思い入れのある人もいるが、これらの現実的対処は子どもが老親のためにと勧めることが多い。 |